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ふりかえると

12/31
眼と価値観-

教育が変われば、植物の存在意義も変わるのかも知れない。
今年は一年を通して色んな経験をした。
数年前、女性に自分の創った花をプレゼントした事がある。
その時、返ってきた言葉は
『花なんていらない』
だった。
理由は管理がめんどくさく、造花ならいいが、枯れるような物は貰いたくない
そんな事を言われた覚えがある。
そんな彼女は今、造園業者で資格を持って働いている。


恐らく、お金のために植物と接しているだけなのだろう。
しかし、そんな気持ちで植物と接していて何が伝わるのだろうか。
他人の悪口を言うつもりはないが、できることなら植物から受け取ったお金、植物に還元するような想いで接してもらえたらと思う。
色んなヒトがいて成り立つ社会、色々あっていいのだろうけど。

上代、下代、珍しい、お値打ち感、ギフト。。。
それだけで園芸業界が動いているような。
もっと、それぞれの良さはなんなのか、どのように良いのか。
それをストーリーと呼ぶのだと思うが、それを観れるヒト、観抜けるヒトが減ってしまったように感じた一年のような淋しい年だった。

売れれば何でもいい。
そうなのだろうか。
売れなくなれば、新しい植物をやればいい。
そうなのだろうか。
新しい品種が育種できたから、次の品種に移る。
そうなのだろうか。

生産者の家に生まれた自分が使命という物を持って運命を歩んでいるのであれば、
自分の想う植物の魅力、
それを表現し伝えれるよう、植物と向かい合う時間を大切にしていきたいと想う。

今年という年が、自分にとってどういう意味の年だったのか、
植物が教えてくれた気がする。


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鈴木 啓文

Author:鈴木 啓文
鈴木園芸の植物に対する想いを綴ったblogです。
花の生長日記なども公開して行く予定です!

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