最後の場所

04/04

支えられて－

　プロ野球巨人の木村拓也内野守備走塁コーチのニュースは衝撃的だった。
助かってほしい。
苦労人ゆえに助かってほしい。
ユーティリティープレイヤー、彼のようなプレースタイルは自分の野球スタイルに重なる部分があったからそう激しく思うのかもしれない。

　色んな人があっての自分、そう思うのは自分が一流でないからなのかもしれない。
一つの商品ができるまで、そしてできてから、全てが自分一人で成し遂げられない。
挫折や苦悩を経験する毎に支えられている自分を感じる。
そして思うとこは、それに答えられる自分にならなければならない。
例えこの体が動かなくなろうとも。

　仕事現場で倒れた木村コーチが何故か眩しく感じる。
全てを野球につぎ込み、想いを形に変えようとするその見えない努力があったからだろう、
見守ろうと、助かって欲しいと祈る人達の数が物語る。

　後先考える時間があるのなら、想いを形にできるよう邁進したい。
仕事場で倒れれるのであれば本望。

　木村拓也さん、帰ってきて下さい。