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Archive | 2009年06月

生かされている

06/13
農業のあり方、ヒトのあり方-

ホタルが主役となる時期がきた。

仕事が終わると愛犬の散歩が日課。
心霊スポットには行ってはならぬ人なので、闇はややハラハラドキドキする。
彼らはそんな状況を和ませてくれる癒し系である。
でも、気になる事がある。
いつもより数が少ない…、何かのシグナルなのか。

昨日、商社で働く大学時代のからの友人から近代的な施設栽培の話を聞いた。
農業、それは難しい仕事であると理解している。
随分前に農業仲間から残念な言葉が聞こえてきたのを思い出した。

蛍光灯で栽培する野菜生産が儲かるらしいよ!

彼は本気でそう思っているらしい。
色々な話を聞く限り、無菌状態で栽培でき、倉庫のような環境で生産が行えるため場所を選ばず、生育をコントロールしながら栽培できるようだ。
生産が計算でき、その上、安心安全である事から色気を感じるらしく、これからの農業はこれだと締めくくっていた。

聞くやいなや否定した。
無菌で作った食べ物が本当に安心で安全なのだろうか。
ヒトの体の中には数え切れない程の菌がいるにも関わらず、無菌はクリーンでこの上ないと言うのであれば我々はなんなのか。
菌の存在があるから生命活動が可能なのだと思っている。
多少の悪玉菌も必要であるとも思っている。
それを体内に入れても体は大丈夫のようになっている。
ある一定の割合までは。
やや例えが違うがインフルエンザの予防接種が良い例だと思う。
もし、無菌の野菜ばかり摂取していれば、微量の悪玉菌で思わぬ拒絶反応を引き起こす可能性すらある。
そう思うと遺伝子組換え植物の方が安全かもしれないと思えてしまう。

経営も大事であるが、作った物がどうなのかというところまで検証した上で生産してもらえたらと思う。
農業をしていく上で必要以上の事をする必要はないと思っている。
間違った事をすれば、自然が教えてくれる。
それがあまりにも行き過ぎていれば、ヒトに害を与える事でシグナルを発してくれる。
生かされている自分という事をもう一度、認識して自然と地球と接していきたい。
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鈴木 啓文

Author:鈴木 啓文
鈴木園芸の植物に対する想いを綴ったblogです。
花の生長日記なども公開して行く予定です!

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