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禍転じて福となす

07/07
ピンチとチャンス-

『自分のやった仕事の99%は失敗であった』
世界の本田を築いた本田宗一郎さんの言葉。

仕事が予定通り進んだ試しがない。
天候や環境条件の変化が原因の一つだ。
その中でも作柄がぶっ飛んだこともある。

育つ環境が個性を生む

今日、いつもお世話になっている整備さんが来られ、ビジネススタイルの話になった。
変わり者の私にとっては悪条件の方が合っているいるのかもしれない。
最近、そう想う。
『もっと効率を考えた設備だとええのに』と一言。
こればっかりは私に言われても仕方ないのであるが、
これからの時代、逆に今のスタイルが生き残る形なのかもしれない。
そう自分に想い込ませている。

非効率×個性=商品

効率化が悪循環する時代。
効率的でない現場に変態経営者。
この組み合わせで効率化は無縁。
非効率でいこう。
それが私の生き方。

欠点を利点へ

逆転の発想は商品創りでも。
失敗の連続から身に付いた自分独特のテクニック。
ターニングポイントや表情に対する対処法は我流そのもの。
ピンチの回数分だけテクニックが増えた。
成功の表情はピンチを乗り越えた結果のものなのかもしれない。

知識で創るのではなく、感性で創る。
自分にはこのスタイルが合っている。
そう想う。

mini
こだわり過ぎのガーデンシクラメン

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芸術

02/12
想いをのせる-

紅に 染まったこの俺を
慰める奴は もういない
もう 二度と 屆かないこの思い
閉ざされた 愛に向かい
叫びつづける

X-Japanの『紅』の歌詞の一部である。
この詩(うた)の意味は作詞したYoshikiさんが自殺した父に宛てた詩と言われている。

プチドール

クリスマスローズを店頭や雑誌で見たことがある方ならご存知の名前。
実はこの花には園芸業界に宛てた作出者の切実なる想いが込められている。

クリスマスローズというと色んなイメージが飛び交う。
古典植物にも似たマニアのコレクション。
高い花。
どうして高いのか理解されない花。

色々ある、色々…。
色々ありながら、大切な物は伝わっていない。

ブランド化

横山直樹、彼にシーズンが終わると必ず話す。
今のままではダメ。
流行のド真ん中でいながら、
自分らしい花を表現しながら、
誰よりも熱い想いを持って向かいあっていながら、
それでも世間はそれに気づくことはほとんどない。
有名人だから高いという理由では世論は認めない。

自分らしさ

今まではアッシュドナーセリーが創った花に、
お父さんが育て上げてきた花に、
自分の情熱をぶつけてきた。
突っ走ってきた。
そんな彼が長年の想いを表現したのが『プチドール』。
日本人らしさを存分に表現した、優しさに溢れた花。
今までのヘレボルスにはない可能性を秘めた花。

そんな想いがこの花にはこもっている。
彼の想いを大切に表現していきたい。
そう想う。



hel16
プチドール ピコティ

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298円

07/12
下代の現実-

少し売価にしがみ付きのように思える時がある。
生産者は利益計算をすると単価があがる。
こんな話をする人がいる。
普通の感覚であれば、【利益計算をせずに安く提供しろ!】
そう聞こえるだろう。
実際、世の中で業績を伸ばしている企業は原価を抑える事で成功している。
美術品ではなく商品である以上、仕方のない発想。


原価を抑える。。。

日本の園芸業界が苦しんでいるのはそこがクリアできないからだろう。
国内生産、国内消費という状況では不可能だ。
原価を抑えようとする買い手側。
単価を上げようとインチアップや新規種苗に執着する売り手側。
何かそういう攻防が空しく感じる時がある。

日本人らしい園芸へ

いつも想うが消費者・販売店・生産者それぞれが利益が出るようにしていくことを考えなければ、大多数の人達が想っている園芸業界には近づかないだろう。
仕立て方、配色、下代、納期…できる範囲内になるだろうが、自分を評価してくださる売店様と歩み寄りながら商品造りを展開していきたい。
それと同時に、大量消費という動きも捉えていく必要もあるが、評価できる表現力には独自の見せ方や販売方法など工夫しながら店頭固有のオープン価格を作っていってもらえたら…。
楽しみや新しい展開が見えてくるような。。。

自分が拘りたい事は拘りたいし、それを評価して下さる方には、違うところで融通を聞くようにしていきたい。
目の行き届いた店頭販売もこれからは大切になってくるだろう。
そう想う。


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Enjoy

11/22
当事者になってみて-

大きい商売よりも人との繋がりを大切にしたい。

優しさは心に沁みる。
気が付けば朝...そんな毎日。

困った時に本当の言葉で向かい合ってくれる人。
ビジネスだけの付き合いの人。
感じる相手の感情は敏感に見える。

金曜日に寄せ植え教室に行ってきた。
こんな環境で重たい雰囲気を背負っていたせいもあったのだろう、
先生から教わる寄せ植えはとても新鮮でその時間がとても楽しかった

きっと植物を好きになる人はこんな感情なのだろうかと初めて想像できた。
楽しい
これだろう、そう思う。
これがなければ、植物を世話することは苦痛の一つに過ぎないだろうとも。

生産現場だけの視線から消費者の視線、
自分なりに距離感を縮めていけたら...。
楽しんで難しい教科書のような知識よりも楽しんでもらえるガーデニングを提供していきたい・

そんな想いが湧き上がった教室での作品です。

寄せ植え2 寄せ植え1


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柔軟さ

10/02
努力は効率的に-

『元気と体力には自信があります!』
そう言って就職活動をしたのを思い出した。
必要以上に有り余っていたかのようなエネルギー。
自分の象徴でもあった。

疲労の抜けない日が増えるようになった。
過去に良く似た経験がある。
そういう年は何をやっても結果が出ずに、体調面でもマイナスが多い。
ここ何年、こういう感覚はなかった。



仕事のペースなり、スタイルを見直すよい時期かもしれない。
時が変われば、必要な物も変わり、その常識すら変わる。
我武者羅に仕事をすることは努力ではないように思えるようになってきた。
方程式を持って仕事をすると、できない仕事。
そう思っている。
洞察力、この差。
今の自分を客観的に観てみるのもよい機会に感じる。

多分、地元では異端児だろう。
温室の中の作物は周辺の生産者とは全く異なる。

必要とされる商品を作りたいと思ってやってきたから。

しかし、もっとダイレクトでありたい。
ニーズに対して。
意味不明な価値観に縛られた流通の中で大切なものを飲み込まれぬように。

観ること。
もう少し増やしてみようと思う。
プロフィール

鈴木 啓文

Author:鈴木 啓文
鈴木園芸の植物に対する想いを綴ったblogです。
花の生長日記なども公開して行く予定です!

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