fc2ブログ
Category | 未分類

すっかり

07/28
スタイル-
雨に降られて仕事を見合わせ。
夏本番、そんな時期のはずが今年はまだまだ日焼けが進まない。

自分らしさ、生きてきた世界がそれを求めてきたからか自然と表現しようとしてしまう。
最近、思うのがこれを潰しているのが流行(はやり)というものだったりするのかということ。
新しいものを追う事は一時的な感情だけだったりしないのか。
満足感なり達成感、あるいは独占欲であったり。
月日が経つと感情が湧いてこない事が多いのではないか。
使い捨て。
結果的になるように思う。

自分が携わっている世界はそれぞれが生きており、そして終わりがる。
そこに自分が何を感じるかというところに意味があるように思え、
それが流行という仕掛けによってムシされるような…
植物には色んな個性がある。
彼らに癒されると感じた事はないが自分の生き方を教えてもらっていると感じている。
もっと、自分が感じた物を伝えれるような植物を提供していけるようになりたいと思う。

売れる物を追う必要もあるが、
大切なのは彼らの良さを自分なりに感じ取れた事をストーリーという形で表現できるかどうかではないだろうか。
それがないまま流通している植物(感情を持たない植物)が多いような、多すぎるような…気がする。
少量多品目化が進むマーケットの陰の部分ではないか。
個性であり、スタイルをもっとまぶしく。
そう思う。

失われた故郷

05/17
富の代償-
小さい頃から較べると随分身の周りが変わってしまったと感じる。
小学生の頃は竹やぶから梟の声が聞こえてきて、魔女でも出るのかと思ったくらいだ。
親父の若い頃は温室の中へ梟が遊びにきたらしい。
それが今は幹線道路ができてしまい、コンビニが至るところに。
いつしか梟はいなくなった。

農業が環境を破壊をしている。
そう実感することすらある。
過剰な暖房、過剰な肥料施肥、農薬散布、過剰な資材の使用、土壌改良剤の使用...
数えるとキリがない。
日本ではCO₂削減に向けて色んな取り組みが行われ始めた。
エコポイント...(ゴミポイントじゃなくて??)
省エネ機械を購入するとCO₂が減る。
しかしその代わり、交換される家電製品はゴミとなる。
ゴミが増える事は環境問題に取り組んでいると言えるのだろうか!?
家電業界、自動車業界のための取り組みと言われても仕方ない。

土曜日、環境問題をテーマにした公開講座へ参加してきた。
園芸業界に矛盾を感じる自分と肯定したい自分がいたから。
内容はとってもグローバルな内容で焦点がぼやけて感じた。
よく過去の日本人の生活の知恵を環境問題の手本として取り上げる学者がいる。
それを知る事は大事。
しかし、我々は過去のような生活に戻る事はできるだろうか。
昔話のように、昼間は柴刈りに行き、洗濯をしに川へ。
絶対に無理だ。
車はCO₂を排出する最もな要因とするならば、我々は植物の出荷をリアカーで運ばないといけなくなる。これの方がよっぽどエコポイントである。
ニチニチソウはCO₂吸収が高い植物です!
外来植物を推奨して日本の景観や生物の生態系まで考えているのだろうか。
その一方で種の保存の話を問いかけると、国内にある植物を見直す時です的な話…
他国の市長や大統領が行った取り組みを述べるのなら、なぜ、国なり自治体の議会の長へ立候補しないのか。
日本では公共事業費を削減する流れにあるのを知っているのだろうか。
理想論ばかりを語る学者。
極論を問われた時にいなしをするようでは本当のエコロジストとは言えない。
最後になって分かった事は来年、愛知でCOP10が開催される。
今回の公開講座はそのイベントに合わせて市民の関心を高めようという意図があったようだ。
普通に考えてみれば、このようなイベントに参加する人は環境問題に興味のある人ばかり。

残念。。。
そんな事をしているくらいなら、街の清掃活動をやっていた方がよっぽど環境問題に取り組んでいるのではと悲しく感じた。
これなら散々、マスコミに疑問符を投げかけられているエコポイントの方が、よっぽど今の日本の経済状況に合った取り組み、考え方だと感じた。

梟が帰ってくるような環境にするには、幹線道路は地下へ走らせ地上は元の環境を再現する必要がある。
理想よりも等身大の行動を優先したい。


for me よりも for you

05/15
役割-

久々のテレビ。
NHKの『ソクラテスの人事』。
矢口 真理さんが魅力的に感じた。
彼女には流儀がある。

for me よりも for you

自分だけの事を考えるのではなく、
周りの中での自分の役割を見つけること、周りのために自分が出来ること
それを考える事で険しい確率の夢をグッと掴む事ができた。

それを知って、彼女の発想の優しさに納得した。

お店で自分の手掛けた植物が果たす役割。
それを考えながら作る。
直線的な考えに思えた。
もっと言えば、何のために作っているのか。
生活のため、そう言いたくなるかもしれない。
できれば、買ってくれる消費者のため、そうありたい。

以前から自分の花の表情がキツく感じていた。
感性からくるのかと思っていたが、もしかすると、自分のために作っていたからなのかもしれない。
もちろん、生産力がまだまだ乏しいため、自分で精一杯だったからかもしれない。
視点を替えてみる。

アッと思った。
その子がどんなお店でどんなお客様に何のために買って頂くのか。
そう思う事。
当たり前の事ではあるが。
そこに譲れない物があるように感じた。




見えない時間

01/22
全てを支えるために-
連日、プロ野球選手のオフの過ごし方が報道されるようになってきた。
キーワードとして出てくる言葉が【体幹】。
毎年約70人近くの選手がクビになる世界。
成功と挫折の扉に向かい合う彼らにとってオフの過ごし方が全てと言っていい。
思い起こせば、自分もプロ野球選手を夢見ていた頃の練習も同様だった。

植物を育てる事についても同様なのかもしれない。
お客さんの手に渡っても尚、良くなるように。
植物の体幹を強くするためにはやはり、土。
そのための土造りは重要な時間である。

今年から土が変わる。
3年ねかせた堆肥を使う。

土造り、醍醐味の一つである。


親のお陰

12/30
仕事があること-
今日は学生時代の部活仲間との忘年会だった。
名古屋で集まり、懐かしい話で盛り上がった。
帰り道、笑いにふけた時間とは対象的に目に入ったのは帰るところのない人々。

胸が痛む。

考えがまとまらない時間がしばらくあり、湧き出てきた思いは、父に対する感謝の気持ち。

こんな自分が仕事をできるのは、父が仕事場を与えてくれるから。
仕事がある事が当たり前で、花を作ることが当たり前。
こんな日々の中で自分は感謝の気持ちはおろか、自惚れていた心の隙間を感じた。

仕事ができること⇔幸せなこと

大切にしまっておきたい。

プロフィール

鈴木 啓文

Author:鈴木 啓文
鈴木園芸の植物に対する想いを綴ったblogです。
花の生長日記なども公開して行く予定です!

リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード